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小侍従 (源氏物語) : ウィキペディア日本語版
小侍従 (源氏物語)[こじじゅう]

小侍従(こじじゅう)とは、源氏物語に登場する架空の人物。源氏物語の登場人物の中で「小侍従」と呼ばれる人物としては、雲居の雁の乳母子である「小侍従」も存在するが〔稲賀敬二「作中人物解説 小侍従 一」池田亀鑑編『源氏物語事典下巻』東京堂出版 1960年(昭和35年)(合本は1987年(昭和62年)3月15日刊)、p. 346。 ISBN 4-4901-0223-2 〕、通常源氏物語の登場人物として「小侍従」というときには朱雀院女三宮の乳姉妹である「小侍従」のことをいう。
== 概要 ==
朱雀院女三宮の乳姉妹であり、叔母が柏木の乳母だった関係で自身も柏木の召人を勤めるようになる。柏木と女三宮とを結び付けうる立場にいる人物であり、柏木の願いを受けて、女三宮への手引きをした人物である。その結果の出生の秘密を知っている数少ない人物の一人となった〔薫の出生の秘密を知っているのは薫本人以外では光源氏、実父である柏木、母である女三宮、弁の尼とこの小侍従の5人で、この他夕霧も薄々事情を察している。〕。主要人物の出生の秘密を知る人物として王命婦などと対比されることがある〔「王命婦から小侍従へ」森一郎編著『源氏物語作中人物論集』勉誠社、1993年(平成5年)1月。 ISBN 4-585-03012-3 〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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